株式会社こうのとりの河野綱希です。私は福祉や医療の業界で長年携わり、様々なお客様との生命のお別れを経験してきました。在宅で亡くなられる方。福祉施設で亡くなられる方。シーンは様々です。このような別れを通し感じたことがあります。それは今まで過ごしてきた施設の職員や介護職員、人生を共に過ごした同じ施設のご入居者さんとの別れが行えておらず、最後に過ごした想い出の人と想い出の場所でのお別れが行えていないことです。

私自身、介護従事者として働いていたこともあり、今まで親身に関わっていた利用者様が急な体調不良によりお亡くなりになられ、そして、そのまま救急搬送されたままお会いできないことが当たり前でした。また、施設内で亡くなられてもご親族様がいない場合、そのまま直葬で対応することもよくあることです。私自身も介護従事者として施設で働いていたこともあります。その中で、想い出深い大切な利用者様もたくさんいらっしゃいました。その方たちとお別れができないことに対して寂しさを感じていました。

今後高齢化、社会も進んでいく中、さらに福祉施設の需要が高まりこのようなことは確実に増加します。福祉施設や故人の大切な場所で人生最後のイベントであるお葬式を行うための福祉施設特化型の「伺うお葬式」を立ち上げました。私たちが故人様や残されたご遺族様、施設で働く職員さんや入居者様と最後に過ごした場所で想いを込めたお葬式を行います。